ADSTEFAN

現物品での焼き付きについて、ADSTEFANの湯流れ解析を行い、fprs3dファイルで焼き付きの箇所の溶湯の圧力が他の場所より高いことが確認できたのですが、焼き付きについて,圧力値以外に評価可能な指標について教えて下さい。

溶湯の圧力分布を参照するのに加えて、流れのベクトル鋳型の温度分布鋳型表面の最高加熱温度なども参照して、総合的に判断することが必要と思われます。【関連】 焼き付き,評価

湯流れ解析にいて,溶湯流量(fflw3d)の解析結果の見方について教えて下さい。

fflw3dは、各要素の最初から最後までの溶湯通過量(cm³)を表示します。複数ゲートからの配湯量を検討するとき等に有効です。【関連】 湯流れ,溶湯通過量,複数ゲート,配湯量

修正温度勾配(新山パラメータG/√R)について,一般的には修正温度勾配が数値上0に近づくと、引け巣が発生し易い傾向にありますが、数学、理論上において修正温度勾配が数値上0になる場合でも、実際には引け巣が発生しない傾向にあるケースがあるか教えて下さい。

ご指摘の件はあり得ると考えます。その主な理由2点を下記します。温度勾配値は当該要素が流動限界固相率に到達したときに求めています。相対的には、液相が多いときにこれを求めると小さな値となり、固相が多いときには大きな値となります。よって、例えば流...

引け巣予測において、固相率分布(4階調)(ssolid3d)と修正温度勾配(spore3d)の評価方法について教えて下さい。

予測対象となる引け巣の大きさ(種類)が異なるため、ssolid3dの凝固進行状況から予測される引け巣欠陥位置とspore3dが示す欠陥位置について、それぞれ評価する必要があります。2つの違いについて簡単にご説明いたします。固相率分布(4階調...

健全度(svfs3d)のクリッピングについて教えてください。

メッシュに占める鋳物と空隙の割合を%で示したものです。例えば、健全度90%となった場合、 あるメッシュに占める体積割合は鋳物90%、空隙10%であることを示します。よって,非破壊検査での欠陥体積と比較することも可能です。【関連】 引け巣,凝...

健全度(引け巣予測)の意味を教えてください。

vfs3dは、鋳物各要素の健全度(%)を表す変量で、健全度(%)=(初期体積-収縮体積)/初期体積×100(%)です。従って、100-健全度=ポーラス度(%)という見方もできます。体積変化の計算は凝固温度範囲内でだけ行い、収縮と膨張が考慮可...

健全度(vfs3d)の最終凝固後の結果は最終フレームの確認でよいでしょうか。

最終的な引け巣位置を見る場合は、最終フレームのみ確認頂ければ十分です。途中のフレームは、その時点での引け巣状況であり、1~最終フレーム通した結果が引け巣の進行状況(引け巣生成過程)となります。

健全度(svfs3d)のクリッピングについて教えてください。

引け巣の予測結果であるsvfs3d(健全度)は、100-収縮率(%)を表わしています。ポストプロセッサにおいてvfs3dを開くと、初期状態では製品部の大部分は健全度が100%となるため、引け巣発生箇所が特定しにくくなります。そのためスケーリ...

解析結果ファイルで主応力(X,Y,Z方向)とミーゼス応力、変形量のデータがありますが、仮に特定の位置で応力が集中していた場合、その部分にかかる応力が「圧縮応力」なのか「引張応力」なのかはどのように判定すればよいでしょうか? また、変形量のコンター図で値に符号が存在するということは中心軸を境にして反対方向へ変形していることを示すという理解でよいでしょうか。マニュアルのサンプルでは、ほぼ対称の形状でも数値がやや異なっているようですが、これはメッシュの非対称性などによる誤差の影響でしょうか。 さらに、熱処理仮定で逐次発生する応力分布や変形量をアニメーションで見ることは可能でしょうか。

引張り/圧縮応力について.p1_3d(最大主応力),.p2_3d(中間主応力),*.p3_3d(最小主応力)などを表示させると正負のスケールが表示されます。ここでは値の部分が引張り応力、値の部分が圧縮応力がかかっていることを示しています。変...

ポストプロセッサにて拡大/縮小をスケーリングバーで行っています。 同様な操作をマウスで行う方法を教えてください。

マウス左右ボタンを同時に押したまま画面上方にドラッグすると拡大、下方にドラッグすると縮小になります。また、3ボタンマウスの中央ボタンを押したままドラッグするとモデル表示位置を移動することができます。