引け巣予測において、固相率分布(4階調)(ssolid3d)と修正温度勾配(spore3d)の評価方法について教えて下さい。

予測対象となる引け巣の大きさ(種類)が異なるため、ssolid3dの凝固進行状況から予測される引け巣欠陥位置とspore3dが示す欠陥位置について、それぞれ評価する必要があります。

2つの違いについて簡単にご説明いたします。

固相率分布(4階調)(ssolid3d)

溶湯の凝固進行状況を表わしています。

局所的な最終凝固部には引け巣欠陥が発生し易いと考えます。

ここの引け巣とは凝固収縮などによる比較的大きな(マクロ的な)引け巣を指します。

修正温度勾配(spore3d)

修正温度勾配(G/√R)を表わしています。

これはデンドライト樹枝間の溶湯補給を考えた方法であり値が小さい部分ほど溶湯補給が不十分のため引け巣欠陥が発生し易いと考えます。

ここでの引け巣とは小さな(ミクロ的な)引け巣を指します。

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