ダイカスト工場で使われる安全靴ってどんなものが良いのかな?
選ぶポイントや必要な機能、相場感を知りたい!
こういった疑問に答えます。
新入社員の人や買い替えのタイミングで改めて考えたい安全靴のスペック。
1度買ってしまえば、安全靴について考えることもなくなってしまうので、私が知らべた内容や実際に使ってみて思ったことを備忘録として記事に残します!
現場で要求されるスペック
ダイカスト職場は、残念なことですがいわゆる3K(キツい、汚い、危険)職場となっているところがほとんどでしょう。
よって、要求される安全靴のスペックは高いです。
下記のような機能が必須となります。
金型組立しかしないよ!という人は防水は不要だったり、普段の業務内容に合わせて取捨選択するのが良いと思います。
安全靴・作業靴の規格
購入したい安全靴がどの規格に適合しているかを確認しましょう。
国内では、以下の2つの規格があります。
- JIS(日本産業規格)
- JSAA(公益社団法人日本保安用品協会)
JIS合格品とJSAA認定品との大きな違いは使用できる素材と耐久性です。
JIS合格品は甲被が革製または総ゴム製・総高分子製(安全長靴など)に限られ、人工皮革製が多いのが特徴です。
JSAA認定品と比べるとJIS合格品は、甲被の耐久性も高く、はく離抵抗の試験においても人工皮革製のJSAA認定品より高い耐久性が求められます。
つまり、良い安全靴を選びたいのであれば、JIS合格品が良いです!
個人的にが良いと思った安全靴の機能
現場要求に加えて、私自身が実際に使ってみて良いと思った安全靴を2種類ご紹介します。
【ミドリ安全】PCF210
まずは、ミドリ安全さんの「PCF210」です!
ミドリ安全特有の「プロテクトウズ5」が搭載されている安全靴になり、小指側面まで先芯がガードしてくれます。
なぜ静電安全靴をオススメするの?
こんな人もいるかもしれません。
「PCF210」は確かに静電安全靴になるのですが、そのスペックを見るとダイカスト系の要求も満たしているのです!
私の職場は完成品の生産まで行うので、電子基板を含んだエリアもあります。
静電靴+鋳造工場をオールマイティにカバーできるので、私と同じような職場に従事している人にはオススメの安全靴になります。
アシックスの安全靴
アシックスの安全靴は、衝撃緩衝材「α GEL(ゲル)」が採用されています。
このGELの衝撃吸収は本当に優秀で、長時間の現場作業でも疲れにくいです!
疲れにくさ、履き心地の良さだけで選ぶならASICSの安全靴(ウィンジョブシリーズ)を選んでおけば間違いないでしょう。
実際に使ってみてあまりの履き心地の良さに感動しました!
ただし、残念なことにほとんどのアシックスの安全靴はJSAA規格のため、JIS規格品と比べるとどうしても耐久性に劣ります。
唯一、JIS合格品もラインナップにはありますが、競合他社に比べると割高です。
お金に余裕がある人は、アシックスJIS合格品が一番のオススメ!
しかし、JSAA認定品はデザインはオシャレなものが多いので、見た目重視の人にはオススメかと思います!
まとめ
ダイカストの現場で使う安全靴について、備忘録としてまとめてみました。
この記事で紹介したもの以外の安全靴やオススメのものがあれば、この記事にコメントを残してもらえたら嬉しいです!
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